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プラスチックの詰め物の予後について

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2025.3.21
院長ブログ
DR
DR,

ごあいさつのページでも述べたように当院で行われている治療の約7割は以前治療された歯のやり直しです。その中で特に最近目立つのが奥歯の咬む面にプラスチックの詰め物を入れた歯が数年でダメになるケースです。奥歯の虫歯治療の際に安く短時間で白い歯を入れられるため安易に治療されるケースが多いようですがプラスチックは吸水性があり耐久性も低いため短期間で変色したり摩耗してしまう材料です。

更に問題なのは摩耗するとかみ合わせの歯がプラスチックを削りながら伸びるため結果的にプラスチック以外の自分の歯の部分が薄い壁のように残ってしまい破折したり最悪抜歯に至ることもある非常に危険な治療です。

このような理由から当院では保険適応の特にプラスチック製の奥歯は20歳以下の若年者以外は原則行っておりません。咬合力が掛かる場所にはすり減らない金属かジルコニアを選択しプラスチックを詰める治療は前歯の間など咬合力が掛からない場所に行うようにしましょう。

プラスチックの詰め物が削れて破折している部分をすり減りのないジルコニアで修復しました