部分矯正
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partial correction – consultation menu
部分矯正とは
一般的に矯正治療は、上下の顎のバランス、歯の大きさと顎のバランスを整えることにより顎全体の咬み合わせを構築しながら歯並びを治していくため、年単位の治療期間がかかり、費用も高額になってしまいます。
それに対して部分矯正は前歯だけ、または見えるところだけに限定した見た目を重視した治療なので、短期間に安い費用で治療することができます。
「前歯のガタガタが気になるけど、矯正治療は治療期間も長いし、費用も高いので、なかなか踏みきれない」と思われる方に最適です。
部分矯正の治療法
- 部分矯正では、基本的に犬歯から犬歯の計6本の歯に装置を装着します。歯の表面にブラケット(小さなボタンみたいな器具)を装着し、そこにワイヤーを通すことにより歯を動かしていきます。
- 歯の大きさと顎のサイズのバランスが悪い場合はストリッピング(歯の幅を小さくする処置)か1本のみ抜歯(下顎の場合が多い)してスペースを作り治療を進めます。
- 通院間隔は2~3週間に1回。
- 通院のたびに歯並び・咬み合わせをチェックし、ブラッシングしにくい箇所の掃除とワイヤーの締め直し・ワイヤーの交換・必要であればストリッピングを行います。(1回の治療時間は15~30分)
- 動処期間(歯を動かす治療)は3~6か月。(時々、歯並びによっては、もう少し長くなる場合もあります)
- その後は保定治療となります。(きれいに並んだ歯を安定させる治療)
この時期は、通院は3~6か月に1回。通院のたびに、歯並び・咬み合わせをチェックし、保定装置のチェック、お口全体のクリーニング(歯石・歯垢除去・着色の除去)、むし歯のチェックなどを行います。
当医院の治療例
25歳女性 | 前歯の歯並びが気になる |
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ワイヤー矯正 | |
治療期間6か月 |
32歳女性 | 部分矯正希望 |
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ワイヤー矯正 | |
治療期間5か月 |
45歳女性 | 矯正希望 |
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マウスピース矯正 | |
矯正期間10か月 |
54歳女性 | 前歯がぐらつく |
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ワイヤー矯正 | |
矯正期間6か月 |
63歳女性 | 歯周病が気になる |
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ワイヤー矯正 | |
矯正期間7か月 |
矯正装置の種類
メタルブラケット | セラミックブラケット | マウスピース矯正 |
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一般的な金属製の矯正装置です。 | 透明で目立ちにくいセラミック製の矯正装置です。 | ワイヤーより違和感の少ないマウスピース矯正、1日22時間装着が必要です |
メタルブラケット |
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一般的な金属製の矯正装置です。 |
セラミックブラケット |
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透明で目立ちにくいセラミック製の矯正装置です。 |
マウスピース矯正 |
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ワイヤーより違和感の少ないマウスピース矯正、1日22時間装着が必要です |
部分矯正のデメリット
歯を削る必要がある
全顎矯正は主に抜歯をすることによってスペースを作りますが部分矯正ではスペースを作るために歯を削る必要があります。削る量は0.5ミリ程度で知覚過敏を起こさずに歯の形態を崩さない程度の量になりますが、削ることに抵抗がある方は全顎矯正をお勧めします。歯の形がやや角型になる
1. に関連しますが歯の側面を削る必要があるため厳密言うと歯の形が四角くなります。
術前の歯並びの乱れに比べれば見た目は大きく改善されますが形態を特に気にされる方、丸型の歯が好みの方にはやや不向きかも知れません。理想的なかみ合わせは作れない
かみ合わせも術前に比べれば大きく改善されますが前歯だけの矯正なので全顎矯正のように奥歯も含めて理想的なかみ合わせを作ることは出来ません。
特に片顎だけ矯正した場合にはかえって咬みにくくなる場合があります。
また、上下の正中(歯の真ん中)を合わせられない場合があります。リテーナー(保定装置)が必要
部分矯正に限らず矯正治療後には歯が後戻りしないようにリテーナーと呼ばれる保定装置が必要です。
リテーナーには歯の裏側にワイヤーを接着する固定式の物と夜間装着する透明な取り外し式の物があります。
部分矯正の費用
矯正診断 | 5,500円(税込) |
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矯正開始時 | メタルブラケット片顎165,000円(税込) |
2回目以降 | 片顎3,300円(税込) |
リテーナー(保定装置) | 取り外し式16,500円(税込) |
部分矯正のQ&A
Q1 リテーナーはどの位の期間使用するのでしょうか。
原則はどうしても外さないといけない理由がない限りずっと使用して頂きます。ワイヤー固定の場合は患者さん自身で取り外すことは出来ませんが固定が一か所外れたりする場合がありますので検診時にチェックします。取り外し式の場合には最初の半年は食事と人と話す時以外はなるべく長く使用しそれ以降も夜間は必ず使用するようにしてください。人にもよりますが2年位で劣化するので再製作が必要になります。使用時間が短い場合、短期間で後戻りする事がありますのでご注意下さい。
Q2 リテーナーの種類は選べるのでしょうか。
原則上顎は取り外し式、下顎はワイヤー固定になります。上顎でもワイヤーが付けられるスペースがある人は固定式でも可能です。
Q3 後戻りした場合、再矯正は可能ですか。
可能ですが、矯正費用は半額頂いております。
Q4 部分矯正が出来ないケースはどのような場合ですか。
いわゆる八重歯など犬歯に位置異常がある場合や前歯のかみ合わせが深くブラケットを張るスペースがない場合です。奥歯にも歯列不正がある場合は原則、全体矯正の適応ですがかみ合わせが改善しないことを了解して頂ければ可能な場合も御座います。
Q5 年齢は何歳から可能ですか。
部分矯正は成人矯正になりますので女性18歳以上、男性20歳以上が適応になります。
Q6 虫歯や歯周病があると出来ませんか。
矯正治療中は歯磨きが難しく虫歯や歯周病を悪化させる恐れがあります。虫歯や歯周病をしっかりと治してから矯正することをお勧めします。
Q7 どうしてこんなに安く出来るのですか。
矯正治療は材料費は非常に少額でコストの大部分は時間と技術料です。全体矯正は3年で80万~100万位が相場なのでそれと比較しても妥当な金額だと思います。決して安かろう悪かろうではないのでご安心下さい。
Q8 出来るだけ早く治したいのですがセラミック矯正とどちらがお勧めですか。
セラミック矯正とは歯並びの悪い歯を削ってセラミックを被せることによって歯並びを治すことのようです。一部の美容整形系歯科チェーンで行われているようですが十分な結果が得られないばかりか虫歯の再発セラミックの脱離、さらなる歯列不正の悪化など決してやってはいけない方法です。そもそもセラミック矯正という言葉は歯科専門用語にはないのでご注意下さい。