インプラント
診療内容のご案内
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インプラントを入れた後他の歯が次々と悪くなりインプラントを追加することになった。又はそこまで費用が掛けられずに入れ歯に戻ってしまった。そんな経験は御座いませんか。インプラントを入れるときには他の歯がきちんと治療してあることが何より重要です。当院ではインプラントと天然歯を長期間共存させる 事を目標に従来では治療が出来なかった骨の薄いケースに対する造骨手術や歯茎が薄く見た目が悪いケースに対する歯肉移植など重度の歯周病の方にも対応できるよう様々な治療を行っております。
インプラント治療の種類
「インプラント」とは、歯の抜けた所に人工の歯根を植え、しっかりと顎(あご)の骨と固定した後、その上に人工の歯を製作し装着する方法です。
天然歯と同様の、健全な咀嚼運動(噛み砕き、飲み込む運動)が出来るようになります。
従来入れ歯でしか対応出来なかったケースや両隣の歯を削ってブリッジにしなければならなかったケースなど、自分の歯が蘇った様に治すことが出来ます。
当医院ではアメリカでもっとも高い成功率を持つ3iインプラントを導入しております。
前歯を一本失った場合
従来の治療法(ブリッジ)
- 両側の健康な歯を削る必要があります。
インプラント治療
- 健康な歯を削ることなく、天然の歯と区別がつかない歯並びを再現できます。
奥歯を失った場合
従来の治療法(部分入れ歯)
- 金属の止め具などに違和感を感じ、見た目も良くありません。
- かたいものが安心して食べられません。
インプラント治療
- 止め具などを使わないため、口の中に違和感を感じません。
- しっかり固定されているので、かたいものを食べても安心です。
全ての歯を失った場合
従来の治療法(総入れ歯)
- ガタつきがあると安心して食事ができません。
- 入れ歯がズレたり、食べ物が内側に入って痛くなることがあります。
インプラント治療
- 自分の歯のようなしっかりした噛みごこちで、安心して食事ができます。
入れ歯のように外れる心配もありません。
総入れ歯が安定しない場合
従来の治療法
(入れ歯安定剤・入れ歯の作り直し)
- 入れ歯安定剤では、人前で外れるなどの不安があります。
※総入れ歯の場合、あごの骨がやせて入れ歯が合わなくなることがあります。
インプラント治療
- 入れ歯の支えにインプラントを使うことで、入れ歯が外れたりガタつくことがなくなり、口元に安心感が持てます。
インプラント治療の手順
STEP11回目の手術(1日)
歯ぐきを開き、あごの骨に、
インプラントを埋め込むための
穴をあけます。
▶
しっかり固定するように
インプラントを埋め込み、
歯ぐきを閉じます。
治癒期間(3ヶ月~6ヶ月):数か月で骨とインプラントがしっかりと結合するまで治癒を待ちます。
STEP22回目の手術(1日)
インプラントが骨と結合したら、
再度歯ぐきを開き、
インプラントの頭を出します。
治癒期間(2週間~4週間):歯ぐきが治癒するまで待ちます。
STEP3型取り(1日)
被せものを作製するための
型取りを行います。
治癒期間(1週間~2週間):歯ぐきの治癒を待ちます。時間をかけて、きれいな人工歯を製作します。
STEP4完成
天然の歯と見分けのつかない人工歯を
インプラントに装着し、
お手入れの方法などを練習します。
当医院の治療例
術前
術後
取り外し式の部分入れ歯に比べ、違和感が少なく、バネを使用しないため口元が明るくなります。
術前
術後
前歯では天然の歯と見分けがつかないくらいの美しさになります。
術前
術後
部分矯正によって歯並びを治した後インプラントを入れた症例
術前
術後
奥歯は歯周病になりにくいように歯肉移植によって歯茎を増大しています。
術前
術後
伸びてしまった上の奥歯を矯正で圧下させ、下に2本インプラントを入れた症例
サイナスリフト
上顎洞(上顎の内側のくぼみ)を横から広げて骨を増大してからインプラントを入れてあります。骨が3ミリ以下の非常に薄いケースに有効です。
ソケットリフト
上顎洞(上顎の内側のくぼみ)を縦に広げて骨を増大してからインプラントを入れてあります。骨が5ミリ以上あるケースが適応になりますが比較的低侵襲な手術です。
結合組織移植
歯肉の移植をし十分な厚みの歯茎を作ることで何年経過しても下がらない美しく、食べ物が詰らない形を保つことが出来ます。
術前
術後
他院の治療例
インプラントを入れてから暫くして周りの歯茎が下がってしまったことはありませんか。
それは周りの骨と歯肉の厚さが足りないからです。当院ではインプラントの周りに骨を作る(GBR法)や歯肉を厚くする(遊離歯肉移植)などの方法を行い、何年経過しても歯茎が下がらず食べ物が詰まることなく見た目も美しい1ランク上のインプラント治療を行っております。
インプラント上義歯(総義歯)
インプラントの上に義歯を乗せる治療法です。磁石の力で義歯を安定させ、外れにくくなります。
従来の入れ歯に比べてバネが目立たず、義歯の面積を小さくすることが出来ます。
固定式インプラントより本数が少なくて済むので、費用を抑えたい、手術回数を少なくしたいという方にお勧めです。
インプラント上義歯(部分入れ歯)
部分入れ歯の場合も少数のインプラントを追加すると入れ歯の安定が格段に良くなります。
インプラントの治療計画について
他院でインプラントを入れたにもかかわらず他の歯が次々と悪くなり部分入れ歯に戻ってしまったケース
最近ではインプラント治療が急速に広まり、多くの患者さんが入れ歯に比べ、より快適でよく噛めるインプラントの治療を希望されるようになりました。
確かにインプラント自体はメーカーの品質も高まり、条件が特別悪くない限り安全で長持ちする治療になったと言えます。しかし、その反面、しっかりとした治療計画を立てずに安易にインプラントだけを入れたとしか思えないケースも見受けられます。
インプラント自体は長く持ったとしても短期間のうちに他の歯が悪くなってしまっては次から次へとインプラントを追加しなければなりません。
これではこの先、いったい幾ら費用がかかるのか全く解らなくなってしまいます。そこでインプラントをあきらめ部分入れ歯に戻ったのではインプラントの価値はほんの僅かな期間しかなかったということになります。
インプラント治療の成功は鍵は残っている自分の歯をいかに長く持たすことが出来るかにかかっているのです。
当医院ではインプラントを希望される方には1本でも必ず全体を診査し虫歯、歯周病、かみ合わせなどすべてを治療することを条件として治療計画を提示します。
それはインプラントを入れることが重要なのではなく、患者さんが快適で豊かな食生活を長く送れることを最終的な目的と考えるからです。
静脈内鎮静法について
歯科治療の不安や恐怖心を和らげ、患者さんに快適な診療環境を提供する方法です。
○こんな方にお勧めです。
・怖くて歯医者に行けないと、人知れずお悩みの方
・お体の病気が気がかりで、安心して歯科治療を受けられない方
・麻酔をするとドキドキして気分が悪くなるため、少しの痛みなら我慢してしまう方
・歯みがきや食事は問題なくできるのに、お口の中に治療器具が入ると“オエッ”と吐きっぽくなる方
歯科治療に対してそれほど強い恐怖心はなくても、インプラント手術や親知らずの抜歯など、リラックスして楽に治療をお受けになりたい方にも、ぜひおすすめします。
○静脈内鎮静法ってどんな状態になるの?
血液や呼吸を監視しながら、点滴からすこしずつお薬を入れまます。数分してお薬が効いてくると眠くなります。ただし、全身麻酔のように意識がなくなることはありません。「お口を開けてください」といったこちらからのお願いにも応じることができ、会話をすることも可能です。
感じ方は人それぞれですが、お酒を飲んでほろ酔い加減のような、うたた寝をしているような感覚です。
○どんな効果があるの?
- 不安や恐怖心が薄れ、リラックスして治療を受けることができます。
- 血圧や脈拍が安定します。処置中は自動血圧計などを使って、患者さんの状態を常に監視していますので、お体の病気が気がかりな方も安心して治療を受けることができます。
- 健忘(けんぼう)効果があるため、実際よりも処置時間が短く感じられます。処置を終えた患者さんからは、「もう終わったの?」、「気づいたら終わっていた」という声がかれることも少なくありません。
- 通常の歯科治療と同じように、処置をする部分に対しては、痛み止めが必要ですが、それ自体を覚えていない方もいるほど、痛みも軽く楽に受けることができます。
- 点滴をしているので、患者さんの変化に即座に対応することができます。
- 異常絞扼(こうやく)反射、つまりお口の奥に器具が入ると“オエッ”と吐きっぽくなる方にも有効です。
※静脈内沈静は事前予約が必要です。また歯科麻酔専門医の技術料、交通費、及び薬剤費が別途必要になります。
インプラント治療のリスクについて
○インプラント治療には下記のようなリスクがあります。
・術後、後出血がみられることがあります。
・術後、痛みが出たり、腫れたり、熱が出る場合があります。
・術後、内出血が出る可能性があります。
・手術後しばらくの間、処置したところを中心に麻痺(しびれ感)が見られることがあります。
・歯茎が下がって、歯と歯の間に隙間が出来たり、歯が長く見えることがあります。
・予想を下回り、組織が十分に再生しないことがあります。