歯周病
診療内容のご案内
periodontal disease – consultation menu
頑張って歯磨きをしているのに、定期的に歯医者に通ってメンテナンスしてもらっているはずなのにどんどん悪くなっている。そんな経験は御座いませんか。中度以上の歯周病はお口の中の細菌叢を改善し、歯周ポケットを浅く平坦化することで細菌が繁殖しにくい環境を作らなければ進行を食い止めることは出来ません。
当院では患者さん自身のブラッシングが報われるように最先端の治療オプションをご用意しております。
歳だから、元々歯茎が弱いからとあきらめる前に是非ご相談ください。
歯周病は歯と歯茎の間のポケットと呼ばれる隙間にプラークと呼ばれる細菌の塊が長期に渡り付着することによって細菌の出す毒素が歯茎の炎症や骨の破壊を引き起こす病気です。
歯周病の進行の度合いはポケットの深さによって軽度から抜歯に至るまで4段階に分かれます。特に初期のうちには症状が出ないので見過ごされている場合が多いようです。
歯を失う原因の半数以上は歯周病です。特に50歳以上ではその大半が歯周病なのです。
歯周病の原因は感染細菌による感染症です。その原因を取り除き再び感染しないように出来ればかなりのケースで歯を残すことが可能です。
当医院の治療例
歯周外科治療(切除療法1)
*一部保険適応外
歯周病の治療は軽度であればブラッシングと簡単なスケーリングだけで治りますが、中等度以上では歯石の除去を完全にし再びプラークが付着しにくい環境を作るために歯周外科処置が必要になります。
歯周外科術前
歯周病の他、被せ物の適合不良、歯列不正などさまざまな問題がみられます。
歯周外科術中
虫歯を治した後に部分矯正によって歯並びを改善しました。
治療終了時
歯肉移植によってお掃除のしやすい環境を作り、かみ合わせの良い美しいセラミック冠を入れました。
歯周外科治療(切除療法2)
*保険適応
歯周外科術前
重度の歯周病で全体的に歯がぐらぐらで前歯の隙間が出来ています。
歯周外科術中
仮歯で冠を連結した後に歯茎の手術によって歯周ポケットを取り除きました。
治療終了時
歯茎の治るのを待って連結冠を入れ、歯周病が再発しにくいようお掃除しやすい環境を作りました。
歯周外科治療(切除療法3)
*保険適応
歯周外科術前
歯周病が進み、歯の間に隙間が出来ています。歯茎のラインも不調和で左右で高さが違っています。
歯周外科術後
歯周外科後6カ月経過の状態です。ポケットが浅くなり、根面が露出しています。
治療終了時
下がったところまで削りなおし、冠を被せた状態です。歯茎のラインも整い左右で調和した美しい歯並びになりました。
歯周外科治療(切除療法4)
*保険適応
歯周外科術前
他院で虫歯が深いため抜歯してインプラントか入れ歯にするしかないと言われた患者さんです。
歯周外科術中
APF(歯肉弁根尖側移動術)を行い歯茎の下に埋もれていた健全な歯質を露出させることが出来ました。
治療終了時
歯茎が下がった所まで削り直し型取り後セラミック冠を被せました。APFを行うことによって歯を抜かずに清掃性の高い環境を作ることが出来ました。
歯周外科治療(切除療法5)
*保険適応
歯周外科術前
前歯の虫歯を治したいという主訴で来院された患者さんです。強い歯ぎしりによって歯が削れて短くなっており虫歯が歯茎の下まで進行しています。
歯周外科術中
APF(歯肉弁根尖側移動術)を行い歯茎の下に埋もれていた健全な歯質を露出させることが出来ました。
治療終了時
歯茎が下がった所まで削り直し型取り後プラスチック冠を被せました。APFを行うことによって見た目にも美しく清掃性の高い環境を作ることが出来ました。
歯周外科治療(根面カバー)
*保険適応外 治療費110,000円(税込)
根面カバー術前
歯茎が下がって歯が長くなった部分が
気になると来院されました。
根面カバー術後
歯肉を移植し元の高さまで露出した根面を
カバーすることができました。
再生療法1
*保険適応外 治療費110,000円(税込)
歯周外科手術の際、歯の出来始めの細胞(未分化間葉細胞)を培養して作った薬(エムドゲインジェル)を用いることによって失ってしまった骨を再生させる方法です。
術前
垂直的に大きな骨欠損があります。
術後
骨が再生し元の健全な状態に戻っています。
再生療法2
*保険適応外 治療費110,000円(税込)
術前
垂直的に大きな骨欠損があります。
術後
骨が再生し元の健全な状態に戻っています。
再生療法3
*保険適応外 治療費110,000円(税込)
術前
根尖にまで及ぶ大きな骨欠損が見られます。
術後
骨が再生し元の健全な状態に戻っています。
抗菌療法
*保険適応外 治療費22,000円(税込)
歯周病を引き起こす細菌のうちRed Conplexと呼ばれる特に悪性度の高い細菌を抗生物質を使って除菌する方法です。術前に細菌検査をして口腔内のどんな種類の菌がどのくらいいるのかを調べる必要があります。
術前
術後
術前
術後
術前
術後
抗生物質を服用するだけでポケットが減少し歯茎の改善が見られます。
歯周病治療のリスクについて
○歯周病治療には下記のようなリスクがあります。
・術後、後出血がみられることがあります。
・術後、痛みが出たり、腫れたり、熱が出る場合があります。
・術後、内出血が出る可能性があります。
・手術後しばらくの間、処置したところを中心に麻痺(しびれ感)が見られることがあります。
・歯茎が下がって、歯と歯の間に隙間が出来たり、歯が長く見えることがあります。
・予想を下回り、組織が十分に再生しないことがあります。