ＡＰＦのすすめ

ＡＰＦと聞いても一般の方には全く理解できないと思いますがＡＰＦとは（Apically Positioned Flap）

日本語名（歯肉弁根尖側移動術）という歯周病の手術の一つです。

この治療は歯周病のページの切除療法２，３に書かせて頂いたよう歯周ポケットを浅くしバイ菌が繁殖しにくい環境を作れる対処療法ではない原因除去療法としての歯周病治療の切り札で非常に成功率の高い治療です。

また再生療法やインプラントと違い特別な材料や器具を使用しないため保険適応の治療です。

この治療法の適応は歯周病だけに限らず虫歯が深くそのままでは抜歯せざるを得なくなるケースを歯を抜かずに治療出来たり、昨今芸能人の治療でも話題になった笑ったときに歯茎が見えるのを改善したり様々な用途に使える歯茎の手術の万能選手です。

実際に他院で抜いてインプラントにしましょうと言われたケースの約半分はこの治療法で歯を抜かずに残せています。どんなにインプラントの技術が上がっても天然の歯に勝るものはありません。

しかしこれほど優れた治療法で保険適応になっているにもかかわらずほとんどの歯科医院で行われおらず、患者さんも知らないのが現状なのです。

当院ではインプラントを入れた本数を競う時代ではなく天然の歯をなるべく残してそれが長期間維持できるのが医療の本質と考えています。

歯医者で手術というと非常に恐怖を感じる方も多いと思いますがそれを行うことによって抜かなければならない歯を残せるとしたら、矯正せずに歯並びを改善できるとしたらそれが保険の範囲内で出来るとしたら非常にコストパホーマンスの高い治療といえるのではないでしょうか。

インプラントの前にまずＡＰＦで残せないのか是非一度ご相談ください。

奥歯に深い虫歯が出来ていたため他院で抜歯してインプラントにするしかないと言われたケースです。

APF手術をして歯ぐきを下げ虫歯の一番深い部分を歯肉の上にする事が出来ました。

セラミック冠を被せ治療が終了しました。自分の歯を残すことが出来、しかもインプラントに比べ費用を安くすることが出来ました。